来年にむけて

今年も無事に会報を出し、皆さんに届けることができました。そのなかで、現在の母子を取り巻く情報や今のバースあおばの近況を伝えられたのではないかと思います。

最近では医療や福祉の場で「包括医療」という言葉を使います。特に今までは高齢者を取り巻く環境で使われていました。病院で入院している高齢者の方を地域連携し、どう生活の質を維持していくのかを病院だけでなく保健センターやケアマネージャー、介護施設など協力してケアしていきます。

ここ数年では母子を取り巻くことに「母子の包括」ということが注目されています。妊娠・出産に関しては、お産までは産科、産後のママの体は産科、産んだ子どもは小児科。とばらばらですよね。でもそんなばらばらでは産後は上手く過ごせません。

おっぱいや育児が上手くいかなければママの体や心もしんどくなってしましますよね。「母子の包括」というのは妊娠から出産育児まで切れ目のない支援をする。ということです。

まさにバースあおばでやっていることは、そういうことなんだと思います。

妊娠、出産。産後のママの体のケア、おっぱい・育児のアドバイス。退院後も1ヶ月健診。育児サークルの紹介、産後のおっぱい・授乳相談、離乳食相談。育児相談。そして卒乳相談。最近では産後のショートステイも行っています。母と子を別々に考えず、たえず一緒にとらえ援助していく。そんな場所がこれからは必要となっていくでしょう。

少子社会、子どもが生まれなければ、産む場所も減っていっているこの社会に、来年もこれからも母子と家族のためにバースあおばのようなところが、ずっと続いていきますように。応援よろしくお願いします!